サポートされていない古いバージョンのInternetExplorerを使用しているようです。ブラウザを最新バージョンのMicrosoftEdgeに更新するか、Chrome、Firefox、Safariなどの他のブラウザの使用を検討することをお勧めします。

結節性硬化症の情報サイト

監修:
鳥取大学名誉教授
大野耕策 先生

結節性硬化症の患者さんの多くに何らかの皮膚の症状が出ます。
白斑(はくはん)という白いあざや、血管線維腫(けっかんせんいしゅ)という顔の左右対称のぼつぼつ、シャグリンパッチという背中や腰などの軽いもり上がり、爪の線維腫(つめのせんいしゅ)という爪の周囲のぼつぼつができます。

白斑(はくはん)とは、体幹部やおしり、手足などの皮膚にできる、木の葉状のかたちの白いあざです。赤ちゃんのころは目立ちませんが、白斑部分は日焼けしないので成長すると目立つようになります。髪の毛のはえる部分に白斑ができると、毛が褐色や白毛になります。多くの場合は特に治療はおこなわず、経過を観察します。

白斑のイラスト

白斑

小学校に上がるころに、ほほや下あごに赤みをおびたぼつぼつ(血管線維腫)ができることが多いです。目立つ場合には液体窒素を用いた治療や、レーザー治療、手術でぼつぼつを少なくすることができます。

顔の血管線維腫のイラスト

顔の血管線維腫

シャグリンパッチは、どんな病気ですか?

10歳代半ばになると、背中や腰のあたりを中心に軽いもり上がり(シャグリンパッチ)ができることがあります。

成人するころにあらわれる、手足の爪の周囲の硬いぼつぼつ(爪の線維腫)です。出血しやすいので、生活のじゃまになるときは切除しますが、再発しやすい合併症です。

爪の線維腫のイラスト

爪の線維腫